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皇紀2685年(2025)3月

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日本叩きには奮起して反撃しろ!

 アジア諸国が解放される時こそ米英が敗れる時です。その意味では戦後続々と独立していったので、結果として米英は日本に敗れたと言う事もできます。日本の自動車産業がアメリカを凌駕した時、いったい戦勝国はどっちだったのだという声がアメリカで上がり大騒ぎとなりました。そして米ソ冷戦が終わった時もアメリカの産業は総崩れになっていたため、第三次世界大戦(米ソ冷戦)の戦勝国は日本だったと言われました。それから日本叩きが始まったのです。また中国では江沢民が主席になり反日・愛国方針を掲げました。前主席の鄧小平は日本に頭を下げていましたが、江沢民はマルクス主義だけでは人民を統率できなくなったので日本敵視政策を始めたのです。そのため90年代はこの両国から叩かれました。だからこれから日本は奮起して反撃しなくてはならないのです。
 戦後の日本人はその強い精神を支えてきた禁欲精神とか武士道精神を忘れてしまいました。それがなかなか立ち直れない原因になったのではないかと思っています。

 そうです。強い精神を支えるのは禁欲精神なのです。自身の欲望をコントロールする力が、苦難に陥った時も自身の弱さに打ち勝ち、苦難に立ち向かう力を生むのだと思います。

日本はアングロ・サクソン的世界秩序と戦っている

 思想戦に勝つには敵を味方にすることです。そのためには敵を欺くのではなく、納得させる必要があり、敵を諄々と諭して「指導」しなければなりません。活殺自在剣(敵を殺さずに倒す)でこそ本当に敵を倒すことができるのです。プロイセン王国の陸軍軍人で「戦争論」を著わしたクラウゼヴィッツの言う「殲滅」では、実は敵を殲滅することは出来ないのです。日本はアジアを侵略し搾取した欧米諸国に復讐するという狭義ではなく、彼らを罪悪と行き詰まりから救ってやるという精神で臨めば良いのです。そしてイギリス及びアメリカと戦っているのではなく、アングロ・サクソン的世界秩序と戦っているという自覚を持つ必要があります。
 しかし戦争の結果、逆のことが起こってしまいました。日本がアングロ・サクソン的世界秩序に巻き込まれ指導を受けるハメになってしまったのです。だから現代に生きる日本人は、早い内にこれを打破しなければならないのです。

日本の国体論の欠点

 日本の国体論には欠点がありました。それは人間の根源悪を見ておらず、「悪」が敵のみならず自分の中にもあるという視点を欠いていました。「悪」の思想は西洋にも中国にもありました。 17世紀のイングランドの哲学者ホッブスは「万人は万人に対して狼である」としているし、中国戦国時代の法家である韓非子は性悪説を唱えていました。いずれも国家を維持してゆくには「善」のみならず「悪」も徹底的に読み込むことが必要だとしています。それに比べると日本の思想にはひ弱さを感じます。

 まさに同感です。日本人の「人の良さ」はひ弱さなのです。身の毛もよだつ「悪」の要素こそが強さなのです。

日本人にも邪悪さが必要

 大東亜戦争という秩序対秩序の戦いに敗れた日本は、逆にアメリカから秩序を押し付けられ細かく指導されました。アメリカは悪を行う強さも持っていたので、焚書という酷い違法行為も行いました。日本人にもこのような邪悪さが必要です。

自由と平等は矛盾した関係

 自由と平等は思想的に矛盾した関係にあります。平等を得るためには自由を捨てなければならず、自由を得たら平等でなくなります。自由も平等も邪悪な面を抱えていることを忘れてはなりません。