★ 11月24日に最新記事を投稿いたしました ★

皇紀2684年(2024)6月

この記事は約3分で読めます。

近代化には封建制が必要

 近代化には封建制が必要でした。近代化精神を持つブルジョア(武士階級で職業軍人であり官僚でもあった為政者の自覚を持った人々のこと)たちが民衆を近代化へ導いたのです。しかし封建制の無かった国々ではブルジョアたちもいなかったため、代わりを政府が担うことになりました。共産主義や社会主義国家の建設がこれです。ところが政府主導で近代化を進めても封建制を経験しなかった民衆は、個人としての自覚が乏しく集団主義的であるため、うまく行きませんでした。

好戦的なのはホワイトカラーエリートたち

 好戦的なのは大衆ではなく、大卒のホワイトカラーエリートたちでした。「正義の戦い」に熱狂するのはエリートたちなのです。原因はメディアの報道に操作されたためです。要するにプロパガンダに左右されやすいのは「学のある」エリートたちなのです。中途半端な知識人こそ最も騙されやすいのです。現にナチス支持者は社会の上流~中流上層階級が多く、党幹部も上流~中流上層階級が突出して多かったのです。中流下層階級が悪いというマルクス主義者起源の実証的根拠を欠いた見方が長期にわたって研究者の間で信じられてきたのは、悪名高いフランクフルト学派のせいです。

移民は確実に不幸をもたらす

 20世紀を代表する法哲学者ハンス・ケルゼンは、多数決原理は民族的に単一な団体の中でのみ完全な意味を持つと言い、経済学者ヨーゼフ・シュンペーターも、デモクラシーが機能するのはすべての重要な利害関係者が国に対する忠誠のみならず、現に存在する社会の構造的原理に対する忠誠においても、事実上一致している場合だけであると言っています。多文化共生推進論者ロバート・パットナムは、米国地域社会の人種的同質性が低下すると、異なるグループ(人種)間だけではなく、同じグループ内の社会的連帯感も低下することを示しました。キューバ移民でハーバード大学教授のジョージ・ボージャスは、移民受け入れ策とは所得格差を拡大する、極論すれば貧困化促進策なのであると言っています。
 グローバル化についてゆけない愚かな大衆の間で排外思考が高まっているというようなエリートたちの見方は、見当外れも甚だしい。だから移民には反対なのです。特に反日感情の強い朝鮮人や中国人は絶対に入れてはなりません。多数決原理が正常に機能しなくなり、民主主義が破壊されます。社会は異民族や異宗教に対する憎悪に満ち、暴力や犯罪が横行し、生活格差が開き、反乱機運が満ちて、それを共産主義革命に利用されます。

ヴェノナ文書公開後

 有名なヴェノナ文書が公開されて以後も共産主義者はじめ左翼論者たちは、その過ちの責任を取っていません。彼らは生きている限りその責任を認めないでしょう。だから私たちは声を張り上げてそいつらを糾弾し撲滅しなければなりません。

教育勅語

 明治の天才井上毅は教育勅語の素案を作る際、洋の東西の思想や哲学を連想させる言葉を用いるべきではないと言い、儒教やキリスト教などの考え方に限定されず、臣民の良心の自由に干渉しない不偏不党の教育指針を示すことを目指しました。戦後GHQは教育勅語を憲法・教育基本法の精神に矛盾するとしてし排除しましたが、実は教育勅語にこそ日本人の根本的価値観が宿っているのです。日本人は教育勅語を急いで復活させ、大人ももう一度童心に却って学び直すべきだと思います。