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皇紀2684年(2024)4月

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伝統的価値観の復活

 日本の伝統的価値観は戦後抑圧されてきましたが、地下水脈のように脈々と流れ続け、今その水圧が高まり表面に湧き出そうとしているように思います。戦後80年経ってようやく東京裁判史観の呪縛と洗脳から覚醒し始めているのです。そろそろ旧家の人々の出番が近付いてきていると感じます。

日本人の国民性

 現在、世界の人々から称賛されている日本人の国民性は何によって育まれたのでしょうか? 武士道を取り上げる論者もいらっしゃいますが、それは民族精神の根源ではなく、それを育んだ根源にまで遡らなければならないと思います。そして、それは日本人が生まれながらに身に着けている神道に対する信仰だと思うのです。そこから日本独自の伝統文化が育まれ、それを色濃く受け継いでいるのが旧家の人々だと思います。

対立闘争から互譲互助へ

 戦後の占領政策によって対立闘争の思想が植え付けられ、「和をもって貴し」とする国民性は一旦失われかけましたが、日本人の心の奥深く、その国民性は再び芽吹きつつあると思います。権利思想に根差す対立闘争の行き詰まりを、「互譲互助」という和の精神によって解決する時代に入ったと思います。

対立闘争と互譲互助

 資本主義・社会主義・共産主義は要するに分配論であり、そのために対立闘争をしていますが、平和福祉の道は自己主張ではなく他者尊重であり、対立闘争ではなく相互尊重でなければなりません。マルクスは根本を「物」に置き「対立闘争」で実現しようとしますが、和の精神は根本を「人」に置き「互譲互助」で実現しようとします。対立闘争と和の精神の違いは、対立闘争は即自由競争であり、自由競争は進歩の母であると考えています。しかし和の精神では相手を滅ぼす対立闘争は排斥しつつ、自由競争は進歩の母として歓迎します。つまり相互の進歩発達を図るのであって、愛と和の精神の発揮です。

和を尊ぶ社会では一人ひとりが強くなければならない

 対立闘争の社会では一人ひとりは弱い方が都合が良いのですが、和を尊び仲良くする社会では一人ひとりが強く立派でなければ成り立ちません。