アメリカも実験国家
アメリカは歴史が浅い。そして国土の広さと資源の豊かさという余裕が思想と政治の誤りを飲み込んでいます。実は思想こそ違いますがアメリカはソ連と同じように実験国家に過ぎません。そう遠くない内に限界が見え始め、一気に崩壊に向かうでしょう。そしてそれは日本が本来の日本に立ち戻れる時なのかもしれません。
現憲法は日本の歴史を無視
明治憲法は日本の伝統文化を維持しつつ欧米の近代国家システムを導入するため、12年余にわたり国民の意見を求めて議論し制定されました。ところが現憲法はGHQによりわずか一週間で作られたものです。その中で日本の歴史認識、即ち神話から不断につながる日本人の価値観を継承された明治憲法の告文、勅語、上諭がすべて破棄され、英米の価値観に改められたことで日本人の二千有余年の歴史は葬り去られました。アメリカの独立宣言と同じ趣旨の文言で憲法は書き換えられ戦後日本はスタートしたのです。そして教育基本法が制定されました。教育基本法によって戦後世代の子供たちは日本を守るため必死で戦った兵士たちを殺し、名誉を貶めた敵国の価値観を教育され信奉しているのです。そして政財界もアメリカの戦略に乗って経済成長至上主義でやってきて、アメリカの従属的な政治経済システムに組み込まれています。このままでは二千数百年かけて築き上げて来た日本の大義は永久に歴史から葬り去られ、埋没したまま朽ち果ててしまうでしょう。
憲法を変えれば国体も変わる
戦後日本人の精神が荒廃した根源は教育にあります。日本は大義を喪失してしまいました。戦後の憲法の価値観が日本の伝統的価値観を否定しているのです。国体護持は憲法を変えられたことで揺らいでいます。国体とは「Constitution」であり、憲法のことでもあります。憲法を変えれば国体も変わります。また皇室典範が内容を改竄され一法律に置かれたことには大きな意味があります。象徴としての天皇の御位と万世一系の世襲が残されたことで国体は守られたと理解されていますが、それが占領政策からの脱却が遅々として進まない原因にもなっているのです。国体が守られたことが戦後レジームからの脱却を遅らせているのです。
日本の民主主義は立場主義
日本の民主主義は立場主義です。鎌倉時代に形成されはじめた家制度が明治以降に変形したもので、これを改革できるのはおそらく出世に無縁の人たちだけでしょう。
日本で革命を起こすには
日本で革命を成功させるには、現実に迫る脅威を利用して万民を納得させる完璧な国防計画を示す必要があります。それはおそらくナチス流の実行先行型にならざるを得ないのではないでしょうか?