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皇紀2684年(2024)2月

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天皇の怨念か?

 GHQに占領支配されていた7年間を、GHQ幕府時代と捉えるのも一興です。かつて軍事力によって朝廷から実権を奪って、鎌倉・室町・徳川と幕府統治が続きましたが、どの幕府もやがて滅びて天皇に統治権が戻りました。GHQ幕府も日本から早々に撤退しましたが、滅びたのではなく実はワシントンに幕府が移動しただけで、今でもワシントン幕府の時代が続いているのです。そこから日本を遠隔統治しているのです。しかし、いよいよアメリカ本国の様子がおかしくなり、衰退しつつあります。これは天皇の怨念でしょうか?

マネーが権威の社会

 政府がアノミーに陥った国民を統制するには、経済的・物質的豊かさを目指すように仕向けるより他なく、そのためマネーが権威となります。中国共産党が毛沢東や共産主義に失望した国民を統制するため、必死に近代化を推進してきたのもそのためでした。しかしマネーが権威となった社会では階層的に地位が固定していないため、ノブレス・オブリージュ(優者の義務)の精神が生まれません。戦後の日本は健全な社会を維持するために必要な役割を果たすはずの者を失ってしまったのです。だから今こそ誇り高き旧家の精神を引き継ぐ人々に再登場してもらい、ノブレス・オブリージュの精神を発揮してもらいたいのです。そのためには我々自身が努力して廃れ行く旧家の地位を向上させなければなりません。

国民意識を強く持っていた臣民階層

 敗戦によって本当にくやしがったのは国民意識を強く持っていた臣民階層の人たちであり、一般の農民や町民はそうではなかったと思います。彼らはただ毎日食えて楽しく過ごせればそれで良かったのです。支配者がアメリカに代わろうとソ連に代わろうとどうでも良かったのです。しかし誇り高き旧家の人々はそうではなかったと思います。彼らは臣民だからです。

戦前の国体に対するアレルギー

 日本が敗戦したことで硬直した封建的な社会が崩壊し、抑圧されていた日本人は解放感を味わうことができました。しかしその思いが未だに強く残っているため、戦前の国体に対するアレルギーがなかなか消えないでいます。でも戦前の社会はそんなに酷い社会だったのでしょうか? それこそ戦後の共産主義プロパガンダに影響されていませんか?

戦後の教育に欠けているもの

 戦後の教育に欠けているものは「民族教育」です。すべての日本国民に愛国教育を徹底して行い、愛国日本人を作り上げることは大事なことです。歴史教育は歴史研究とは違い、民族精神を確立するために行われるべきものであって、それが荒唐無稽な神話であっても良いのです。実はほとんどの人が勘違いしているのですが、戦後の教育はアメリカ式教育とは正反対のもので、むしろ戦前の教育こそがアメリカ式教育だったのです。愛国教育をして国防力を大いに高める必要があったからです。ところが戦後の教育には愛国のための民族教育も歴史教育もなくなってしまいました。それが国家意識のない国民や政治家を生む原因になっているのです。