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皇紀2684年(2024)10月

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国体とは見えない憲法のこと

 日本は実験国家などではありません。米国は自由資本主義の実験国家、ソ連は共産主義の実験国家、ドイツはファシズムの実験国家でしたが、どれも滅び、あるいは滅びつつあります。しかし日本だけは古代より国体を護持し、繁栄してきました。日本人にはいつの世も普遍の「神の国の神の子」という自覚があったからです。国体とは見えない憲法のことです。しかし見えなければ諸外国の人々には理解できないため、仕方なく国体を見えるようにするため明治憲法が制定され、それに合わせて皇室典範も可視化されたのです。

共通の価値観は伝統がもたらす

 国を強くするには共同体意識を持った強い個人を増やすことが必要です。共同体意識を持つためには共通の価値観が必要で、それは伝統がもたらします。日本人は本来あるべき日本のためになら命を捧げることができるのです。もちろん旧家の人々ならなおさらです。

偽のグローバリゼーション

 多文化時代とは自国のアイデンティティーがあってこそ成り立つものです。各国の伝統・文化が守られて初めてグローバリゼーションが可能となるのです。ところが進行中のグローバリゼーションは各国の伝統・文化を破壊してたった一つの価値観に統一しようとしています。これは共産主義革命の発想であり、偽のグローバリゼーションです。

戦後日本を退廃させたもの

戦後日本を退廃させたものは「東京裁判史観」と「マルクス史観」です。

敗戦のお陰で悪しき膿を出せた

 敗戦によって日本社会は一旦壊れましたが、お陰で悪しき膿を出せたとも言えます。これからはこの悲惨で口惜しい経験を糧に以前よりも強い新生日本を作らなければなりません。そしてアメリカに取って代わって世界を主導できる国にならなければなりません。敗戦はそのために必要な貴重な経験でした。

ノブレス・オブリージュの精神

 カネが権威となった社会では階層的に地位が固定していないためノブレス・オブリージュ(優者の義務)の精神が生まれません。敗戦によって日本は健全な社会を維持するために必要な役割を果たすべき者を失ってしまったのです。だからこそ旧家の再評価と地位向上が必要なのです。

アムステルダムの光芒

 平成3年(1991年)、日本の傷痍軍人会代表団が大東亜戦争の対戦国であったオランダを訪問した折、同国の傷痍軍人会代表と共に首都アムステルダム市長主催の親善パーティに招待されました。以下はその時のアムステルダム市長エドゥアルト・ファン・ティン(Eduard van Thijn)氏の歓迎の挨拶です。憲兵少尉のシベリア抑留経験者、溝口平二郎氏(平成9年3月14日逝去)が録画していたのを、後に(財)日本国防協会理事の浅井啓之氏が文章に起こし、平成6(1994)年3月24日作成しました。

 この市長主催の親善パーティに招待されたことは、私(平太夫)が日本傷痍軍人会に電話で確認いたしましたので事実です。しかし「Eduard van Thijn」なる市長は市の記録になく、ネットでは架空の人物か他の人物と間違えているのではないかと言われています。

 「あなた方日本は先の大戦で私共オランダに勝ったのに大敗しました。今日本は世界1、2位を争う経済大国となりました。私達オランダはその間屈辱の連続でした。すなわち勝ったはずなのに貧乏国になりました。戦前はアジアに本国の36倍もの面積の植民地インドネシアがあり、石油等の資源産物で本国は栄耀栄華を極めていました。今のオランダは日本の九州と同じ広さの本国だけになりました。日本人は諸民族に大変迷惑をかけたと自分を蔑みペコペコ謝罪していますが、これは間違いです。あなた方こそ自ら血を流して東亜民族を解放し救い出す、人類最高の良いことをしたのです。あなたの国の人々は過去の歴史の真実を目隠しされて、今次大戦の目先のことのみ取り上げ、あるいは洗脳されて、悪い事をしたと自分で悪者になっていますが、ここで歴史を振り返って真相を見つめる必要があるでしょう。本当は私達白人が悪いのです。100年も200年も前から競って武力で東亜民族を征服し自分の領土として勢力下にしました。植民地や属領にされて永い間奴隷的に酷使されていた東亜諸民族を解放し共に繁栄しようと、遠大にして崇高な理想を掲げて大東亜共栄圏という旗印で立ち上がったのが貴国日本だったはずでしょう。本当に悪いのは侵略して権力を振るっていた西洋人の方です。日本は敗戦したがその東亜の解放は実現しました。すなわち日本軍は戦勝国のすべてを東亜から追放して終わりました。その結果アジア諸民族は各々独立を達成しました。日本の功績は偉大です。血を流して戦ったあなた方こそ最高の功労者です。自分を蔑むのを止めて堂々と胸を張ってその誇りを取り戻すべきです。」

 親善パーティの参加者全員が感動したのは言うまでもありません。ヴァン・ティン氏はやがて国民から推されてオランダ王国の内務大臣に選ばれました。現在日本に謝罪と倍賞を求めている国は日本と戦っていない共産党中国と南北朝鮮だけです。世界から見ても日本の「私達日本が悪」という自虐史観は異常なのです。全ての日本人が真の誇りを取り戻して祖国を素直に愛せるようになることを願っています。

旧家の人々との違い

 昔から武士には尊王思想がありましたが、農民や町民にはありませんでした。しかし知識人であった旧家にはありました。だから旧家の人々とそれ以外の人々とでは価値観が違っていました。

旧家に残る伝統的精神文化は日本の宝

 旧家には古き良き日本固有の伝統的精神文化が生き残っており、それは今も変わらぬ日本の宝です。その精神文化と外国の精神文化を上手に融合させ、独自に発展させたからこそ日本は優れているのであり、またその精神文化を地方の隅々にまで浸透させ、定着させたのは旧家なのです。

公益資本主義に戻す

 アメリカの余りにも偏った物質文化、マネー文化は、矛盾が表面化してきて遂に反動期を迎え、収縮しようとしています。アメリカ社会は不自由と不平等と不正選挙がまかり通り、民主主義は死んでしまいました。日本もこのままではアメリカに追従して死んでしまいます。この窮地を救えるのは時代を越えて日本を裏で支え続けてきた旧家に残る伝統的精神文化だと思います。マネーに支配されるアメリカ型の私益資本主義に辟易して、怠惰な社会主義に陥ろうとしている日本を復活させるには、本来あるべき公益資本主義に戻すことです。

敗戦国のアレルギー反応

 戦後日本では軍人が政治家や大臣になることは考えられなくなっていますが、これが敗戦国のアレルギー反応と言われるものです。

紀元節の復活

 今では建国記念の日なる妙な名前に変えられていますが、紀元節を早々に復活させなければなりません。かつて国会に法案が提出されましたが、社会党はじめ左翼野党が反対し廃案となってしまいました。しかし社会党は今や雲散霧消寸前の状態にあり、状勢は紀元節復活に強い追い風が吹いています。これは現行憲法廃止と自主憲法制定の第一歩となります。

引きこもり対策

 引きこもりには伝統的価値観の教育が目覚ましい効果を上げるでしょう。

世界は金本位制に戻る

 アメリカが世界の警察を辞め、世界中から基地を撤収すれば、軍事的プレゼンスが消えて石油のドル決済(ペトロダラー)も消えて価値の裏付けを失い、ドルの信用が落ちてしまいます。すると世界は金本位制に戻り、金(ゴールド)をたくさん保有していて軍事力も強大な国の通貨が信用され、新たな基軸通貨になります。既にドイツやBRICSの中国、ロシアは金をかき集めています。おそらくBRICSは共通の通貨を発行してそれをドルに替わる基軸通貨にしようとするでしょう。よって日本もアメリカ国債なんかさっさと売り払って金(ゴールド)に替え、円の信用を支えると同時に国防力を高めてBRICSに対抗するべきです。それは日本がアメリカのドル体制から抜け出し自立するチャンスでもあります。

旧家は「朽家」になりつつある

 旧家は「朽家」になりつつあります。このまま朽ち果てさせてしまってはいけません。節度を守って暮らしてきた地方の旧家の人々こそ本当の臣民と言えるでしょう。ですから旧家の人々はもっと自分の存在価値を自覚し、世間に対して発言すべきだと思います。

戦後破壊された伝統文化の中に優秀さの秘密があった

 戦後破壊された日本独自の伝統文化の中にこそ、日本人の優秀さの秘密があったのだと思います。ですからもう一度復活させなければなりません。そうすれば多くの優秀な人材が世に出てくることでしょう。

アメリカ民主党の正体は共産党

 アメリカ民主党はその正体が共産党であることが暴露されつつあります。アメリカでは共産党が非合法なため、民主党を隠れ蓑としてきたのです。隠れ共産主義者たちは民主党の看板の下、民主主義を声高に叫びつつ、実はアメリカの共産化を推し進めているのです。アメリカ大統領選で何度も民主党指名候補の座を争ったバーニー・サンダース上院議員は、自ら共産主義者であることを公言しています。そして今では共和党の内部にもかなり浸透しています。

現人神信仰が戦争を悲惨化させた

 明治時代に天皇を現人神(あらひとがみ)に仕立て上げたところから間違いが始まったように思います。先の大戦がどうしてあそこまで悲惨なことになってしまったのか。それは現人神の治める国が負けるはずがないという信仰があったからです。1944年のサイパン陥落ですでに決着はついていたのです。それをダラダラと続けたために以後悲惨な戦いとなり、犠牲者が膨大に増えたのです。

天皇家の侍従

 かつて私の実家は天皇家の侍従でした。江戸時代に大きな社会貢献をしたことが天皇家に認められ、その時に官位と名前を賜り、当主が侍従となりました。以後その姓を名乗っています。俸禄をいただいていたのかどうか判りませんが、単に名誉に過ぎなかったとしても公明正大な立場を得たことは一家の精神的支えになりました。もちろん明治維新により体制が変わり、侍従ではなくなりましたが、今でも天皇家に対する強い尊崇の念は変わりません。そして天皇の存在が日本と日本人にとっていかに大事なものであるかを理解しています。例え政治体制がどのように変わろうとも天皇あっての日本なのです。女系天皇や夫婦別姓、LGBTを認めてしまったら、それはやがて天皇の正統性を揺るがし、天皇家の破壊に結びついてしまいます。

伝統的な価値観を失い始めたのは明治維新から

 日本人が伝統的な価値観を失い始めた、あるいは捨て始めたのは、先の大戦後からではなく、明治維新からすでに始まっていたのです。小林秀雄は明治以降、日本人はその魂を失い始めたのだと言いました。決してGHQのせいだけではないのです。そして魂を取り戻すにはこの日本の大地に拠って立ち、神話を思い出し、神社をめぐり、思いを馳せることです。